すがるもの
以前、留学していた時。
カトリックの仕事をしているクラスメイトと宗教の話になり、私は無宗教だと告げると
「信じるものがなくて辛くないの?苦しい時はどうするの?」
と驚いた様子で聞かれたことがありました。
日本人の多くが神社やお寺と冠婚葬祭で関わったり大事な時は参拝をして無宗教とはいえゆるく繋がっていることや、八百万の神という精神があることを説明したうえで、
「自分や周りの助けを借りて乗り越えるかな」と悩みながら答えました。
ただ、人生でこれ以上辛いことがあるのか…!という経験をした今、彼女の言っていたことがよくわかります。
宗教とか信じるものがある人には死生観がしっかりあって、こういう時、死後の世界がはっきりイメージ出来るんじゃないかな…
天国はこんな所で、神様がいて、あの子はこんな風に幸せにしていて…
そんなことを明確に描けたら、少しは気持ちが楽になれるんじゃないかと思うのです。
私には死後の世界について信じていることが何もなかった。だから火葬後はかんたがどこでどうしているのかわからなくて不安に…
水子供養をした時に少しだけ仏教でのあの世(赤ちゃんバージョン✨)について学んで、お地蔵さんが面倒をみてくれて天国に行けるなら良かったと安心した一方で、
「親が悲しんでいると赤ちゃんは賽の河原で親不孝を鬼に責められる」とか「親が泣いている時は赤ちゃんも親を想って泣いている」とか…
だから赤ちゃんのために立ち直りましょう!なんて言われても、
泣くことくらい自由にさせてよ!
と逆に辛く感じたりもしました😥
宗教じゃなくても亡くなった赤ちゃんに関するいろんな精神論?を見かけて、
忘れ物を取りに帰っただけだからすぐ戻ってくる
何か大切なことを教えにきた
そういう運命だとわかっていて会いに来た
とか…
予定日近くまでお腹にいたからか私にはしっくり来ませんでしたが、こういうことなんだなって救われるパパ&ママさんも居るのでしょう。本当に人それぞれなんだなと思います。
結局のところ、自分の中で安心できる落とし所を見つけるしかなかった。
いっぱいかんたのことを考えて感じた結果…
かんたは偉大な神様仏様ポジションになりすぎて、天国でもどこでも自由にぴゅんって飛び回れるけど、ママとパパが大好きだから基本は一緒にいる✨という風に思っています(* ̄∇ ̄*)笑
我ながら都合の良い解釈😛笑
なので我が家はお盆とか特別やらないつもりです。なすときゅうりが無くてもかんたは普段から赤ちゃんせんべいに乗って高速移動しているはず😊笑