かんたを空に還した日 前編
生まれた時と同じ晴天の日。
かんたのお洋服は迷った末、レースふりふりのセレモニードレスにしました。私が赤ちゃんの時に着たお下がりなので男の子には可哀想かなと思ったけど、よく似合っていました。肌着も私のお下がり。かんたを一人にしなくてすむような気がしました。
毎日オムツ替えをしていましたが、前夜からはキレイなままに。もうオムツの心配をしなくても大丈夫だよってことかな(*´-`)かんたに持たせるのはやめました。
両家の親族も集まります。ドレスコードは「かんたとディズニーランドにお出かけ」
もちろん喪服禁止🚫夫も私もかんたとデートする服を選びました。みんなちゃんと理解してくれて、妹はネイルを新調し、母は美容室に行く気合いのいれよう 笑
家を出る時も「かんちゃん、みんなでお出かけしようね」と声をかけました。
明るく見送るのはかんたを怖がらせないため、と言いながら本当は全部自分のためでした。
助手席にかんたを抱いて座ると、このままトラブルが起きて到着できなければいいのにと思いました。赤ちゃんだから、朝一の火が弱い時間にしなければいけないのに。
斎場の駐車場に着くと、まだ少し桜が残っていたので一緒に写真を撮りました。
笑ったつもりでしたが、能面みたいな顔をしていました。
続きます